意外と知らない⁉外構工事で重要な整地についてプロが解説！

こんにちは！名古屋を中心に外構工事を行っている株式会社AI建です。外構工事では、全体的な外観はもちろんのこと、各外構設備のクオリティやデザイン・舗装の手法といった部分に多くの注目が集まります。しかし、外構工事を行う以前の土地の状態については、あまり意識されずに施工を進めてしまう方も少なくありません。外構工事は屋外の設備を設置する関係上、土地の状態による様々な影響を受けやすく、施工のクオリティには問題がなくても、機能性や安全性の面で想定していない不安要素が出てくるケースもあります。そこで、本記事では、外構工事を依頼するにあたって、施工の基礎を確かなものにしてくれる整地について外構工事のプロの視点からご紹介していきます。

外構工事では、設備自体のクオリティや全体の配置、景観との調和などの様々な部分を総合的に見てその完成度を評価することが多いです。しかし、外構部分の地質や地形が工事内容に不適なものであると、外構設備の機能性や快適さに悪影響を与えてしまうことも少なくありません。そのため、設置や舗装といったメインの外構工事に着手する前に、生活空間として不自由なく暮らしができるように、施工箇所を調査し必要に応じて整地を行わなければなりません。以下では、土地調査に基づいて整地をする場合に、どのような点に気をつけるべきなのかについて具体的に解説致します。

外構空間を過ごしやすく中長期的に優れたデザインにするためには、排水性を確保し、水はけの良い土壌にしておくことが非常に重要です。具体的な対策としては、敷地内に溜まった雨水が滞留しないような勾配の設定、必要な場合は排水用のドレーンや排水管を設置するといった整地を意識した工事が挙げられます。また、外構工事では庭園や玄関前の花壇といったある程度の水分も必要な箇所も施工するため、ただ水はけだけを追求してしまうと乾燥からくるトラブルが発生する可能性が高まることには注意しておかなければなりません。排水性に関しては、基礎部分からの改善ができる機会が少ないため、外構工事のタイミングで確実な内容で施工を依頼できるように、傾斜や土地のデザイン面も含めしっかりと理解しておく必要があります。

整地の有無やその程度など、外構工事の整地において最も判断基準として大きい要素は、やはり土壌の状態になります。土壌が緩く安定性に欠けるような場合では、上手く施工ができたとしても自然災害などで崩壊するリスクがあるため、安全面に不安を抱える完成度の低い仕上がりになってしまいます。このような状態を改善するには、改良土や砕石といった素材を使って地盤を強化しなければならないため、技術的な能力や知識が必要になります。また、土壌の成分によって適切な改良方法は異なってくるため、土壌を事前に分析しなけらばならないことにも注意が必要になります。

外構工事では、土地の整地をするにあたり近隣トラブルにつながってしまうようなリスクもあります。具体的には、作業範囲が近隣の土地の境界を越えてしまっており、勝手に隣の土地の地質を変えてしまっていたり、工事の際に発生する粉塵や砂ぼこりが近隣の洗濯物や荷物を汚してしまうような場合がこれに該当します。このような敷地に関するトラブルを防ぐためには、近隣住民への挨拶だけでなく、境界杭などの道具を使うことにより誤差のない施工範囲の確定が重要になります。また、整地は外構工事における基礎の部分になるものであるため、無理な整地により隣接地に悪影響を及ぼさないようにも気をつける必要があります。

外構工事で整地を行うような場合には、生活空間の最も基礎的な部分の施工になることを意識したうえで、一定のポイントをおさえておく必要があります。具体的には、メンテナンスや機能性の良し悪しにも直結する排水性や土壌の状態、トラブルの原因になるリスクのある隣接地との境界問題について、事前に徹底的な調査を行い、それに基づいた適切な対策をとることが重要になります。また、整地という作業に関しては、外構工事の着工前に行うイメージが根強いですが、仕上げ作業のタイミングで行われることもあり、工事をスムーズに進めるための基盤の役割だけでなく、完成直後の状態から細かい部分を最適化するような効果も見込めます。そして、このような作業を確実に進めていくためには、専門的な知識や経験だけでなく、お住まいひとつひとつに寄り添った丁寧な作業を行う外構工事の専門業者に整地を依頼しなければなりません。名古屋で丁寧な調査に基づく正確な整地をご希望の方は、外構工事の専門業者である株式会社AI建まで是非一度お問い合わせください！